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《ネタバレ》 水谷豊はやっぱりいいですね。2時間ドラマで始まった時からTV放送は欠かさず見てきたので、最近のシリーズを重ねるごとのエピソードの質(トリック、動機、ドラマそのもの)の低下に少し寂しい思いをしていたところに、映画化と聞いて大きな期待と若干の不安を胸に、極力予備知識を入れずに劇場へ。結果は微妙。。。面白くないわけではないけれど、やはりドラマの質(相棒としての)は高いとは言えない。映画=壮大なスケールと考えるからなのか、やたらと話をでかくしすぎであり、その割にトリックはいまいちだし、犯人も庶民だし、あれだけの仕掛けで人殺しをする動機にも無理がある。相棒は、杉下右京が天才犯罪者とIQを駆使した頭脳戦を繰り広げ、途中で少しだけ薫ちゃんのアクションがあって、そして最後は熱い魂の叫びがあればそれでいい。スケールを広げなくても、劇場で十分に鑑賞に耐えうるものは作れると思う。最後の片山議員の発言も、TVシリーズからすると最後はうまく裏切るのだろうとその女狐ぶりに期待していれば、なんとそのままストレートに正義の味方だったので拍子ぬけでした。次回作に期待しています。
【リニア】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-05-03 01:09:31)
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