青髭八人目の妻 の もっつぁれら さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ア行
 > 青髭八人目の妻
 > もっつぁれらさんのレビュー
青髭八人目の妻 の もっつぁれら さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 青髭八人目の妻
製作国
上映時間80分
ジャンルコメディ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 離婚をテーマにした映画はルビッチをもってしてもやはり難しかったというのが観終わってからの結論で、更に金が絡んで余計に増長してしまっているのも拙かったのではないかと思います。
おまけに物語に一貫性がなく、と言うかヒロインがダンナにくっついたり離れたりの心変わりに振り回される展開にも辟易するし、主人公の結婚観もコメディとしてみたとしても馬鹿げているとしか思えず、冒頭でパジャマを上下別に買おうとするケチな態度からしても、とてもじゃないが好意が湧いてこない始まり方で、期待感もないまま惰性で観ていたような感じでした。
それよりも、冒頭のパジャマの件で店員が社長に伺いを立てるシーンで、社長がパジャマの上半身だけ着た姿にもかかわらず、許可を出さないというのが全く意味不明。
他のシーンでも出て来たような軽快なテンポで「バラ売りOK!」と言っちゃえば何の問題もなくコメディが成立しちゃうのにそうしなかったのは、ヒロインが登場するきっかけを作るためだと思われますが、それならば伺いを立てるシーンをまるごとカットして店員との交渉の途中でヒロインを登場させた方が良いし、更にこの無駄なシーンのお陰で、その後でホテルの一室に居座る男のパジャマのズボンはどうなっているんだろうと思わせるきっかけを作ることになってしまい、せっかくストライプのズボンで出て来たのに2回目のズボンネタということでギャグのインパクトが弱くなってしまっている事に非常に勿体無く感じてしまいました。
また、ダンナをハメようとボクサーを雇い、間違えて元カレを殴り倒してしまった後の展開に一瞬期待したものの面白い展開にはならなかったし、犬の真似をするネタや本を読んで夫人の部屋に殴り込みに行くネタ、最後の「何でもない」×2など、単発ネタが多かったのも一貫性が感じられない要因だったのかもしれません。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 5点(2014-01-11 21:23:00)(良:1票)
もっつぁれら さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2022-10-14パリは燃えているか6レビュー6.22点
2022-10-07アデルの恋の物語7レビュー6.76点
2022-10-05ベルモンドの怪盗二十面相6レビュー5.80点
2022-10-03パリ警視J6レビュー5.55点
2022-09-27冬の猿7レビュー6.37点
2022-09-24勝負をつけろ7レビュー6.00点
2022-09-22華麗なる大泥棒8レビュー7.33点
2022-09-19ラ・スクムーン5レビュー7.10点
2022-09-18プロフェッショナル(1981)7レビュー7.33点
2022-09-14警部5レビュー5.50点
青髭八人目の妻のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS