エンド・オブ・ホワイトハウス の ザ・チャンバラ さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > エ行
 > エンド・オブ・ホワイトハウス
 > ザ・チャンバラさんのレビュー
エンド・オブ・ホワイトハウス の ザ・チャンバラ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 エンド・オブ・ホワイトハウス
製作国
上映時間120分
劇場公開日 2013-06-08
ジャンルアクション,サスペンス,シリーズもの,犯罪もの,政治もの
レビュー情報
《ネタバレ》 ローランド・エメリッヒの『ホワイトハウス・ダウン』と本作との競合が話題になりましたが、他に『GIジョー/バック2リベンジ』でもホワイトハウスが敵組織の手に落ちており、なぜか今年はホワイトハウスブームの1年でした。他の2作が大手スタジオによる製作だったのに対して、本作のみ独立系スタジオでの製作だったために製作費はもっとも控えめであり、異常なレベルでホワイトハウスを再現した『ホワイトハウス・ダウン』などと比較すると、セットやVFXが時に安っぽく感じられました。さらには、その欠点を隠したいのか画面がやたら暗くされており、何が起こっているのかが分かりづらいという問題もあって、視覚的には少々厳しい映画だったと言えます。。。
内容は、この手のアクション映画としては並レベルでした。序盤のガンシップによる大殺戮や、特殊部隊を積んだブラックホークが撃墜される場面など、記憶に残る見せ場をいくつか作り出せている点は評価できるのですが、それでも全体としては地味な場面が多く、さらには連続活劇にもなりえていないので、観客をハラハラドキドキさせるというレベルには至っていません。基本設定もバカバカしくて、国籍不明の軍用機がワシントン上空に易々と侵入してしまう序盤にはじまり、異常な人数のテロリストがホワイトハウスを取り囲んでいたり、北朝鮮の工作員が実戦配備前のアメリカ軍の最新兵器を持っていたり、防衛システム「ケルベロス」がバンカーでのみ操作可能で、ペンタゴンの介入すら受け付けないという理解不能な仕組みになっていたりと、ツッコミどころ満載。リアリティとか論理的整合性を求めるタイプの映画ではないものの、観客を2時間は騙しておける程度の方便は準備して欲しいと感じました。。。
基本設定以外の点でも、脚本は迷走気味。例えば、冒頭でファーストレディが事故死するので、これが本編に大きな影響を与えるのかと思いきや、メインのドラマにはまったく関与してきません。本作は万事がこの状態で、序盤にて、主人公と奥さんの間には何らかのわだかまりがあることが匂わされるものの、その伏線はスルーされたり、また、ファーストレディの死を巡って主人公と大統領の間に確執があるのかと思いきや、そういう展開も特になく、「何のためにその伏線を入れたのか?」と困惑させられる点が多くありました。演技力メインの激シブ出演陣も、この脚本では実力を発揮できません。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2013-11-24 02:25:56)(良:1票)
ザ・チャンバラ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2018-07-30IT イット “それ”が見えたら、終わり。5レビュー5.60点
2018-07-17オールウェイズ4レビュー6.46点
2018-07-09黒い家(1999)7レビュー4.31点
2018-07-09ストリート・オブ・ファイヤー4レビュー7.43点
2018-07-04復讐するは我にあり7レビュー6.67点
2018-06-26愛と死の間で3レビュー4.85点
2018-06-26スイッチバック4レビュー6.00点
2018-06-22ゴースト/ニューヨークの幻8レビュー7.02点
2018-06-22ビバリーヒルズ・コップ26レビュー6.23点
2018-06-18危険な情事7レビュー6.47点
エンド・オブ・ホワイトハウスのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS