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レビュー情報
IMAXにて鑑賞。
序盤のインディアン(表現が不適切でしょうか)襲撃シーンは素晴らしい迫力であり、大傑作の予感がしました。実際、本編はエマニュエル・ルベツキによる美しい撮影や、つい「もう一回見せて」と言いたくなるような驚きの見せ場があって、これは何か賞を与えねばと思わせるだけの風格が備わっています。 ただし、イニャリトゥ監督作品でお馴染みの、わかりきったことをやたらチンタラ描くという悪癖は今回も健在であり、どれだけ素晴らしい撮影があるにしても、観客の生理を考えずにダラダラと見せられるのではこれにもだんだんと飽きてきます。 ディカプリオは本作で悲願のオスカーを受賞しましたが、これについても厳しい撮影をよくやりきったという努力賞的な印象が強く、観客を圧倒するほどの鬼気迫る演技というレベルには達していませんでした。 本作は全体的に「賞好みの映画」という印象であり、一般の観客を喜ばせるタイプの映画ではないように感じます。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 5点(2016-04-23 10:33:22)
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