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《ネタバレ》 序盤~中盤は何やら恐ろし気な雰囲気で本格的猛獣vs人間映画かと思いきや、徐々にアヤシイ方向に転じて来て終盤はライオンと言うより怪獣vs人間みたくなり、ジュラシックパークかバイオハザードかって感じのクライマックスを経て、ラストはお約束の「一匹退治して安心してるけどまだまだいるぞ~」みたいなドンデン返し。ヒットしたら続編もイケるよ、みたく終了でした。
それでも緊張感はそこそこ感じられるし、CGライオンにしてもチープと言えないこともないながら頑張ってるし、犠牲者のグロ造形はかなりのモノだし、オフロードver.車椅子カッコいいし、とか諸々で楽しめはしたのですが、登場人物のキャラが軽過ぎるし、ヨーロッパ系の作品にありがちなギャグとか不適切発言とかチョクチョク盛り込まれるのがハッキリ言ってウザ。陰惨で犠牲者多発の作品なんだから、そこでギャグ飛ばすかよって気分も多々。邦画は勿論米国作品でも殆ど見られない子ども(幼児まで)がモロに喰われるってシーンにもドン引きしそうになりました。あと、解剖用鋸での無麻酔切断にも「ありえね~」って言うか、切った足使わなくても床に血糊付けられるぐらい出血してるだろ!って引きました。 それとライオン強過ぎ。ライフルや拳銃で撃たれまくっても元気いっぱい。毒ガスだってちょっと弱るだけ。神出鬼没で路面電車にまで乗車。獲物は殺すだけで完食しない。最早ライオン?やっぱライオンの形をした怪物?って感じです。そもそも「昔はヨーロッパにも野生のライオンがいた」「金持ちがライオンを不法に飼っていて逃げ出しても口には出せない」ってことぐらいで、ライオンがアムステルダムに現れたことの説明はあってないようなもの。これってどうなんでしょうかね?コメディに徹しているならまだしも。 と言う訳で、楽しんだ割には後から不満が爆発してしまい、てか鑑賞中に不満が鬱積してしまい、鑑賞後はすっかり萎えた作品でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 4点(2025-03-02 12:12:42)《新規》
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