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レビュー情報
《ネタバレ》 出演者はみんな素晴らしい演技だった。特にティム・ロビンスとマーシャ・ゲイ・ハーデンの演技が印象深いが、ケビン・ベーコンの久々にこういった演技が見れてよかったし、エミー・ロッサムも父に愛される娘として好演していたと思う。ただ、子供の頃に襲った不幸な出来事がそれぞれの人生(特にティム・ロビンスが演じた「デイヴ」)に、その後に与えた影響がこれほどまでに大きいのであれば、もっとその描写をきっちりと出して欲しかった。虐待そのもののシーンは確かになくてもいいかもしれないが、汚れたり、ボロボロになった衣服や身体でもなく森の中を逃げるシーンや、近所の人たちの「暴行されたんだって」の一言で済ましてしまうのであれば、物語の根底を為すにしては、感情移入するには物足りない。残された二人も友人としてそれなりに傷を抱えたのかもしれないが、一向にそれが感じられなかった。極めつけは、最後のショーン・ペン演じる「ジミー」の奥さんのローラ・リニー演じる「アナベス」の言葉・・・。「自分の主人を・・・」の件はわたしも多少そう思ったが、仮にも自分のいとこの夫が娘の件では無実であったにもかかわらず、自分の夫に殺害されたというのに、自分たちだけ幸せであればよいという『王様』発言には、衝撃を受けた。この奥さんのような考えの人とは絶対に知り合いにもなりたくない。
【チャコ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-16 15:42:42)(良:1票)
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