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《ネタバレ》 ものすごい頑固ジジイ兄弟の話。兄弟なのに、ちょっとしたことで仲違いしたまま十年以上っていうのは意固地そのもの。ちっこいトラクターで何百マイルも旅するってのも、相当の変わりもんだ。よたよたした爺さんだから、愛すべきっていう感じがするけれど、壮年の頃は扱いにくいヤツだったと思う。この爺さん兄弟は、二人とも、荒くれた個人主義者で、世間のヤツらにおかまいなく生きて行く独立独歩の偏屈者だ。それがこの映画のキモだと思う。最後の場面で、よぼよぼの兄貴が掘っ建て小屋から出てきて、仲違いしてた弟と、無言でベンチに腰掛ける。ああうれしいんだな、というのが伝わって来る。こうやって、いろいろなモノと最後に和解して死ぬんだな人は、っていう感慨が浮かんでくる。
【哲学者】さん 9点(2004-06-26 01:28:57)
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