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《ネタバレ》 いや~何かこういうの観るといかにもハリウッド的なド派手なアメリカの戦争ものとは違う落ち着きのある。それでいて、物凄く優しさに満ち溢れている何ともヒューマニズムな香のする素晴らしい戦争映画て気がしてきて、やはりフランス映画独自の香り、底に流れる人間の持っている優しさ、この映画では何と言ってもパン屋ですよ。新聞記者と一緒に農民の手伝いをしたり、いや、どちらかというと無理やりさせられていると言った方がこの場合だと正しいのたが、嫌な顔一つ見せずに働くその姿は正しく働く者の鏡そのものです。そこに生まれる戦争という一つの壁を大きく超えた交流、まるで家族のように農民に対してもドイツ軍の捕虜となった人達に対しても優しく接する姿に涙が出てきた。これは正しくフランス映画、そう、例えるならジャン・ルノワール監督の映画にある優しさのようなものが画面全体を通して伝わってきます。これまた一つ素晴らしい映画に出会えた。以前、映画好きの親戚と戦争映画について話をしていた時にジャン・ルノワール監督の「大いなる幻影」が良かったと言ったらそれじゃ、これもきっと気に入るはずだよとテレビで放送したのをDVDとビデオに録画してあるからビデオで良ければやるよと借りたまま見てなかったので、昨日の夜、見たらもうこの映画のことが頭から離れず、ちっとも眠れず、寝不足ですが、それでもこれだけ良い映画なら文句は言えない。それにしてもこれってビデオにもDVDにもなってないのかな?なんでだろ?良い映画なのになあ!
【青観】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-07-03 18:45:24)(良:1票)
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