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《ネタバレ》 どこにでもいて、どこにでもあるシチュエーション。
夫婦なら必ずその時が来る別れ。といって彼は、落ち込むかというとそうでもない。 束縛されることなく用を足せる…。なんてな些細な楽しみが出来たからだ。 いやいやそれよりも愛娘が、とても好きにはなれそうにないインチキくさい男と結婚。 娘に話を聞いてくれず、相手にもされない。 苛立ち、寂しさ、哀しさ。 式後、そんな彼に届いたンドゥクからの絵。 人が二人。大きい人、小さい人、手をつないでいる。明るい太陽。ただ・ただそれだけ。 お世辞にも上手とはいえない。 一人はシュミットだろう。手をつながれている小さい方は誰だ? 死んだ奥さん?愛娘?それともンドゥク? それをみて、シュミットも何もセリフはない。 ただ、顔がアップのシーン。涙がボロボロ。笑っている。 この瞬間にわかる。「あっ。彼は今救われたんだ。」と。 この静寂かつ感動のラストシーンを見せたいが為の映画。 これぞ、映画。 また、10年後に観てみたい。そう思った。 【湘爆特攻隊長】さん [DVD(吹替)] 9点(2012-01-14 14:25:20)(良:1票)
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