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《ネタバレ》 原作未読でまず観てきました。
ラストシーンの玉山鉄二の演技にやられました。久しぶりに時間止まった感覚を味わいました。完全にスイッチ入ると音が無くなりますね。思わず声を上げて泣き出しそうに。。。 他の方も書かれてますがお笑いが寒すぎで寒すぎでしたが、これがまた逆にラストで良くて良くて。 原作読んでまた観て判ったんですけど、たぶんバンドじゃ無理があるからうまい事捻ってきたんでしょうね。監督の手腕ってところでしょうか。 テーマは罪を償うって意味ですね。罪を犯した本人はもちろんのこと、その家族も背負うってことなのか。。。 だいぶ前に関西で起きた児童連続殺人事件の犯人の親が書いた手記を思い出したんですが、作中の主人公は家族に縋り続ける兄を捨てる事で兄自身が本当に罪を償うという意味を気づかせるんですけど、 手記の親はまったく逆なんですよね。 自分の息子がやっていたことを心のどこか信じられないみたいで、罪の意識はあるんですけど未だに子供を庇う描写が延々と続いてました。 親が逆に犯人である子供に縋る関係で、なんか違和感があった記憶があります。 今はどうなっているか知らないですけどね、保護施設から出て一般生活してるみたいですけど。 話は逸れましたが個人的に今年一番です。2006年は結構邦画が面白かった。 でも、江尻に「これからは俺が守るから」みたいな台詞は個人的にいらんシーンと思いました。 【ひで太郎】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-02-08 12:32:54)
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