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《ネタバレ》 「ジャンヌダルク」以来久方ぶりのリュック・ベッソン自身の監督作ということで、さすがに脚本や製作に関わって多発された作品とは違い気合が入っているなぁという印象です。〝自己を愛せなければ人を愛せない〟を越えて最後に二人が一緒になったのは少々違和感を覚えましたが、アンジェラがアンドレの内面の姿という事は表と裏の一枚のコインのようなもので、これぞまさに自己愛の完成形なのでしょう。モノクロですがそれが非現実感を漂わせ、アンジェラも変に色っぽくなり過ぎていないので良かったです。それに〝OK〟等の台詞は「レオン」を思い起こさせニヤリとさせてくれます。ただ、白黒の映像美か懐古主義か少年の心か分りませんが、美しい心を写された姿が金髪美女というのは旧式な感じがします。まぁどっちにしろ男の私はアンジェラにヘコヘコ付いて行ってしまいそうなので;どうでもいいのですが。ということで待ちに待ったほどではありませんでしたが、私は満足しています。
【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-05-15 17:58:22)
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