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《ネタバレ》 力が入り過ぎているくらいの冒頭の長回し、爆発が起きてヘストンとウェルズの事件解明の物語かと思いきや…そうはならず、お次はメキシコのギャング一家とヘストンの全面対決かと思いきや…そうはならず、ならばジャネット・リーが罠にハメられていくのが主軸かと思いきや…そうでもなく、結局は杖を置き忘れるというボーンヘッドにより注目もしていなかったウェルズと部下の絆関係に、登場せずとも良かったディートリッヒが花を添えて終わる…という焦点がぶれまくりの筋を羅列すればかなりお粗末でありますが、そんな怪しげな筋書きでも映画は十分に面白くなるという好例です。
例えば、ジャネットがモーテルで襲われてしまう場面や(彼女が付け狙われているシーンは全てドキドキしてしまう)ウェルズが殺人を犯す場面の禍々しさは圧巻です。あるいはラストのウェルズとヘストンの対決の緊張感、盗聴器を持って追いかけていく実に間抜けな作戦ですが、つまらない自白のシーンを移動と橋と川により見事な活劇にしています。 【ミスター・グレイ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-12-14 18:40:09)(良:3票)
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