勇者たちの戦場 の パブロン中毒 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ユ行
 > 勇者たちの戦場
 > パブロン中毒さんのレビュー
勇者たちの戦場 の パブロン中毒 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 勇者たちの戦場
製作国
上映時間107分
劇場公開日 2008-01-05
ジャンルドラマ,戦争もの
レビュー情報
《ネタバレ》 イラク版「ランボー」。
アメリカとイギリスのTVドラマでは、今でも繰り返し使われているこのパターン。
過酷な戦場を体験した兵士がなかなか社会復帰できない苦悩。戦友以外の誰にもわかってもらえない苦しみ。あげくに事件を起こしてしまうが、ドラマの作り手は彼を完全に悪者扱いすることはできない…。
本作では女性兵士を混ぜたり、軍医を登場させたり、サバイバーの1人が再度イラクへ戻るとかいうバリエーションで新味を出そうとしている。
アメリカの国民向けのものとしては、今も昔もこういうものが必要なんだろうなあ。
けど、この作品は、それ以上の意味、つまり世界に向けて配信するほどの価値があるとは、私は思えないんだ。
…だってさ、士官候補以外のほとんどのアメリカの兵隊は、本国ではまともな仕事につけないか、兵隊になることを条件に帰化させてもらったとしか思えない外国出身者か、貧乏で大学に行けなくて小金を作るために軍に入るしかなかったか、微罪を免除してもらうかわりに兵隊になってるってこと、日本人でももう知っているんだよね。この映画の志願兵とは全然違うし。
…なんで知っているかというと、それは横須賀や沖縄でさんざん悪さをされたからなんだよね。
…優秀なやつは本国に置いておいて、そうじゃない兵隊を外国に派遣してるんじゃないかと、みんな疑ってるし、そろそろバレているんだよね。
武装して他国に乗り込んで、「怪しいものではありません。善意です。」といくら言っても、「いい人」だと思ってもらえるわけはないってこと、ベトナム過ぎてもまだ学習してないってとこが、果てしなくバカの壁であることだ。
「戦争行ったら、ひどい目にあってさあ…PTSDで大変」って言うけどさ、こういう映画を一つつくるなら、同じ数だけ「在留米軍の兵隊が起こす犯罪で被害を受ける現地の(特に日本の)人々の苦しみ」の映画もつくってもらわないと、納得いかないってものよ。
言わせてもらえば「横須賀でタクシー代を踏み倒すために運転手を殺すなよ」で、「沖縄で少女に乱暴するなよ」で、「酒飲んで日本の道路を運転して当て逃げするんじゃないよ」だよ。
PTSDで苦しむ帰還兵に同情するなら、在日米軍の犯罪被害者にも同情してもらわないと。
結局、ろくでもない兵隊を派遣するなら私用で基地から出さなきゃいいだけのこと。マジで出てこないでほしい(私は横須賀在住)。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-01 19:56:09)
パブロン中毒 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2012-06-13オアシス8レビュー7.36点
2012-05-20フィリップ、きみを愛してる!8レビュー5.88点
2012-05-20瞳の奥の秘密7レビュー7.30点
2012-05-13渇き(2009)8レビュー6.35点
2012-05-05プレシャス8レビュー5.66点
2012-04-10シェルター5レビュー4.42点
2012-04-06人生万歳!7レビュー6.75点
2012-01-15ブエノスアイレス9レビュー5.84点
2012-01-03ハンサム★スーツ5レビュー5.95点
2011-12-19リダクテッド 真実の価値5レビュー5.94点
勇者たちの戦場のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS