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《ネタバレ》 1964年10月の公開(世の中は東京オリンピックで映画どころではない)+カラー映画の隆盛期にも関わらず白黒+でもって地味な主演陣という、どう考えても映画館の上映スケジュールを穴埋めする為だけに作られたであろうこの作品が、現在でも東映チャンバラの名決闘シーンとして記憶に残る一本になっているのだからわからないものではある。但これは「影の軍団」シリーズや東宝版「子連れ狼」に連なる、アクション時代劇のまさに先駆け的な立ち位置にある映画なんだろう。アクションといっても大友柳太朗と近衛十四郎が水中でくんずほぐれつしてるくらいなんだけどさ(笑)。時代劇の様式美とか概念を取っ払ったような、ノビノビ感がたまらなく好きなんだよね...。面白さだけなら+1点でもいいくらい。あと弘樹&祐樹パパとしての印象でしかなかった近衛十四郎の魅力が溢れまくってるのも好印象。何せ大友柳太朗の格上感溢れすぎてて、小物な柳生十兵衛(刀を失った時の狼狽ぶり、最高)というのはめちゃ新鮮。機会があればぜひ。
【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-10-18 19:46:24)
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