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《ネタバレ》 シェー!「『ゲゲゲの女房』が当たったからここは漫画家を題材にすベシ!」的な安易な企画設定とポイントのずれた脚本によってせっかくの役者の熱演も無駄にしちゃった、というのが正直な感想なのだ。個人的には赤塚先生の破天荒な行動の数々は「弱者への限りない優しさ」そして「他人を喜ばせたい=孤独を嫌い、寂しさを紛らわせたい」という想いから来ていたものであり、それは年少時に満州からの過酷な引き揚げ体験を経験していたという「闇」からの逃避であったのでは無いかと思うのだよーん。だから「あまり乗り気でなかった仕事/赤塚先生の魅力を感じて~」という話にするのならもう少し先生の多面性を詳しく描いていただきたかった、と思うのココロ。堅物な男性編集者浅野が赤塚先生に感化されて、のびのびと人生を渡り歩く的な話だったらまだ説得力が増したのにまさに賛成の反対なのだ、である。でも、でも、でもである。ご自身が映画の主人公として取りあげられた事に関してきっと赤塚先生は照れくさそうに微笑まれているに違いない。学費がなくて高校へ行けなかった先生は「少しでも映画の世界に浸りたい」と映画の看板屋に就職し漫画の腕を磨いていったんだ。ご自身が売れっ子作家になった時制作したのは「下落合焼き鳥ムービー」だよ!所ジョージにタモリにたこ八郎だよ!この点数はそんな愛すべき映画好き、赤塚不二夫先生への想いを込めた点数である。そんなわけで支離滅裂なレビューになってしまったがこの場合は作品憎んで先生憎まず、いつものあれで閉めようではないか。これでゐゐゐだ!以上。
【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-05-11 22:39:33)
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