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《ネタバレ》 S・キング原作の『1408号室』と同年製作。泊まると(入居すると)死ぬという設定はソックリですが、いわゆるパチもん映画ではない様子。本作独自の世界観は感じ取れました。オーソドックスなオカルトホラー。ただ、呪いのメカニズム(なぜ呪われるのか)や救命要件(どうしたら助かるか)等に言及しておらず、呪いの元凶となった悲劇の説明に時間を費やした印象。主人公に死の危険が迫っている感覚が薄く、邦画ホラーお得意のお化け屋敷映画の域を出ていないと感じました。(ちなみに個人的に一番怖かったのは、イった眼をした板谷由夏)。主人公(中越)の家庭環境と幽霊の生い立ちがリンクした終盤は、『仄暗い』を髣髴とさせる切ない人情話への移行を期待したのですが…待っていたのは無暗に後味の悪い結末。怖がらせるのと気分を悪くさせるのは違うのに。残念です。数多ある邦画のダメホラーに比べれば幾分マシかと思いますが、満足度は高くありません。
【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-02-25 20:56:32)(良:1票)
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