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《ネタバレ》 動物を使った映画というのは、なかなか批評しづらいものでして(あの犬の表情が拙い、とか言えないしなあ…)、映画の手法としては基本的に反則だと思うが、そうした数ある動物モノの中でも嚆矢というか典型とされる本シリーズ。凡そのストーリーは観なくても大体分かるし、実際お涙頂戴あり、ハラハラドキドキあり、またティミー君の「ランボー」並みのサバイバル技術ありで、案の定お約束の展開が序盤からずっと続く。このままなんとなくハッピーエンドで終わるんだろうなあと思ったら…。んん?何だこの大男は!全くの意味不明だ。誘拐犯(未遂?)なのか、それとも救助活動の功労者なのか?何故一言の礼も言われず、一言の台詞もないのか?たかが原住民に礼なんて言う必要はない、という人種主義の現れ、と言ったら言い過ぎか?いずれにせよ、あの無視のされ方は理解できない。監督はこの大男をどのように描きたかったのか、最後の最後で大いなる謎が残ってしまった。
【鳥居甲斐守】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2007-05-08 21:16:30)
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