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ヒットラーや取り巻きの数人だけが突出して悪人であったとすることで非難の矛先をかわそうとすることなく、ドイツ人が民主的に選挙で選んだ代表(=ヒトラー)がドイツ人の望みを叶えただけだとする怖い話を突きつける映画。
難民問題に揺れる現在のドイツ社会をも風刺する深いメッセージの込められた作品でもある。 よくぞドイツ人が自らこんな映画を作ったものだ。 これと見比べると、アカデミー賞受賞作の中身の無さがよく分かる。 なお、冒頭のBGMを聞いた瞬間に、「時計仕掛けのオレンジ」の最期のセリフ「これで全ては元通り」が蘇ってきた… 【杜の都の映画好き】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-08-16 23:05:08)(良:1票)
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