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《ネタバレ》 すごい、素晴らしい。納得の実写化です。ディズニーアニメ版美女と野獣は、私がディズニーのブランドにハマるきっかけになったとも言える作品で、すごく好きな映画です。そんな思い入れある作品が実写になることは不安でしかありませんでした。しかし、これは実写なのにまるでアニメーションを見ているような、当時見て感動した美女と野獣の世界がしっかり存在しました。もちろんCGもふんだんに使ってはいますが、2次元で美しく描写されていた世界を本当に上手くイメージを壊さず3次元にしたと思います。タイトルに「美女」とありますが、外見が綺麗というだけではなく、心が美しい女性という意味は当然あるとして、さらにベルというキャラクターは、活発で聡明で強さも合わせ持っている。それらの説得力を実写で出せる女優さんはなかなかいないでしょう。そんなベル役にエマ・ワトソンをキャスティングできたことも大きかったのではないでしょうか。野獣もルミエールもコグスワースもガストンも挙げればキリがないですが、みんなアニメ版の魅力そのままで、役者さんたちのキャラクターへの命の吹き込み方が素晴らしかったです。音楽もお馴染みの楽曲から新曲まで、ミュージカル映画としても十分楽しめます。個人的に感嘆したのは、野獣の魔法の本で2人がベルのお母さんの最期を知る実写版オリジナルのシーンが入ったことです。そこでお互いの心の距離が一気に縮まるのが分かり、そこからあのダンスホール、告白、ベルが去り野獣が悲しみに暮れるシーンにつながっていくので、この一連の流れをより深く見ることができ、より感情移入ができました。この実写版はアニメ版と同じくらい好きになりそうです。本当に素晴らしい映画でした。
【Nerruc】さん [映画館(字幕)] 9点(2017-06-27 20:55:56)(良:2票)
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