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《ネタバレ》 五所の映画は、子どもの家出が多い。
「朝の波紋」もそうだし、本作もそう。 これは、五所監督の子ども時代に関係がありそうだ。 五所は、芸者の母を持つが、その生母と引き離され、本家の母親に育てられた。 生母から「もうお母さんと言ってはいけません」と言われた子ども時代をもつ。 その後、家族会議の場で家から飛び出したそうだ。 彼の孤独な子ども時代を、この子役に演じさせたのかもしれない。 タイトルの「黄色いからす」とは、少年の描いた絵のことだ。 黄色とは、孤独の色らしい。心理学のことは知らないが、当時はそういう知識があって、この映画となった。 ちなみにカラー映画であるため、効果は最高で、この映画は当時、アカデミー賞についで権威のある、 ハリウッド外人記者協会のゴールデングローブ賞の昭和32年度の最優秀撮影技術賞を受賞している。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2025-03-01 21:43:17)《新規》
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