3.《ネタバレ》 最近観た「ウィンダミア夫人の扇」と同じ年に創られたサイレント映画。
この年、アメリカではチャップリンの「黄金狂時代」、ソ連では「戦艦ポチョムキン」が
創られてる。
本作はドイツの映画。
第一次大戦後のドイツ。あの有名な「カリガリ博士」が1920年だから、
その5年後となる本作。
サイレントは、この頃から1929年ごろに頂点に達し、
トーキーの時代がやってくる。
サイレントの絶頂期、この監督は、英米で数多く作品を創るが、映画史に残る作品は本作くらいなので、
彼は才人か?凡人か?と評論家の間で色々言われたらしい。
本作は、一時期監督をやめて、映画館の支配人をしていた時に、見聞きしたものが
本作となって、歴史に残ることとなる。
名もない人の多い中、羨ましい人だよ、まったく・・