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《ネタバレ》 観終って思ったのは、狂気を描いているこの映画は「時計仕掛けのオレンジ」に似てるよなと思った。ただ、こっちの方が人間を描いている。孤独な人間を。聴覚をうしない、わずらわしくなった子どもを捨てた時から、話は石油から離れ、どんどん狂気じみてくる孤独な男の姿を描いていく。一方、トランス状態になって、自分は神の預言者だといって、信者を集める牧師の姿も描いている。この両者が激突して、話は終わる。この構図をどう解釈すべきか。人間はそんなに簡単に救われるもんじゃねえ!と言いたかったのか?そういえば「アギーレ神の怒り」なんて映画もあったけど、狂気じみてくると、神に近くなるのだろうか?この映画、2時間半の長い映画なので観るのをためらっていたが、観終って、やはり観て良かったと思った。
【トント】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-02-18 21:05:08)
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