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《ネタバレ》 大林監督が、日本を舞台にして、あの名作「旅情」に挑む。
向こうがベニスなら、こっちは柳川だ! まさに甲乙つけがたい決闘であった。 どっちの作品も良い。 ささやかな心の交流を大事にする日本的な心情。 それが姉夫婦のズレに響くとき、東京からお坊ちゃんがやってくる。 柳川の堀の水の音の中、女性の泣く声。 果たしてあのすすり泣きは誰であったか? サスペンス的に話を引っ張る大林監督の話術の見事さ。 夏の終わりとともに思い出は消え・・なかったんですねぇ(笑) 最後の船頭の尾身くんの一言で、廃市はまた新たな活力を引き寄せることになるのです。 素晴らしい!傑作! 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2020-04-04 23:12:51)
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