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《ネタバレ》 どんな女性でも幸福について敏感だ。イングリッドバーグマン演じる母親のピアニストは自分こそが人生の主役と、嬉々として生きている。それに対し静かな人生の娘は母親が好きではない。ある日、ついに娘は爆発する。母親は「助けて」とプライドも捨てて、娘に乞うように言う。が、そこで画面は変わり、母親は自分をヨイショしてくれる男性とまた列車の旅にでている。きっと娘はあの母親の悲痛の言葉に黙っていたのだろう。母親が出て行くまで。そして最後の手紙でまだやり直せると娘は言う。まるで絵画のような光線に照らされる部屋の中で静かな物語はつづられる。タイトルから興味を抱いて、学生の時からどんな映画だろう、と思っていた。そしてある時、NHK教育で観たのだが、静かにでも確かに、今の自分に影響与えている。「~のソナタ」は夏以外全部ある。韓国ドラマの方より、こちらの方が好きだ。エリックロメールのものは大事にとっておいてある。いつか観たい。それにしても自分はシワの多いおばあちゃんの方が好きなんだなぁと思った。
【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-02 19:23:31)
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