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《ネタバレ》 「駄作」との酷評が多いが、本当にそうだろうか? 原作未読で名作の誉れ高き旧作も鑑賞していない私だが、本作には劇場で観た時から何故か心に引っかかるものを感じDVDを購入、依頼何回も鑑賞している。 ソダーバーグ・キャメロンといった名前を敢えて横に置き、「SFの形を借りた恋愛もの」として観てみると印象はかなり変わる筈。地球への帰還を断念し、例え仮の姿であっても愛する妻との時間を共有する~本作の場合、それは死を受け入れる事を意味する~事を選択した主人公の気持ちには充分共感出来るし、仮に将来自分が同じ様な境遇になったら同じ選択をすると思う。 今自分の隣に居る人(妻・恋人等)に対する気持ちがどんなものか?によって本作の感想は大きく変わるのだろう。 鑑賞する人の境遇・心情に因って感想が変わるのが芸術であり、それで良いのではないかと私は思う。
【たくわん】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-11 11:37:28)
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