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レビュー情報
《ネタバレ》 暑い暑い夏にちょっと刺激的な涼しさを求める分には十分ヒヤッとさせてくれます。
ストーリーに関しては完全なB級路線をひた走る呪怨シリーズ。今回はカヤコが除霊師の娘であり、子供の頃から悪霊を内に取り込み人を呪う能力を有していたことが明かされます。あれ?なんか貞子とキャラが被ってきたな…。監督もすでに呪怨の海外進出が映画としての新たな恐怖表現に挑戦するという目的からジャパニーズホラーをアメリカの人たちへ味わってもらうものとして割り切って作っています。ストーリーはあくまでオマケ。巻き込まれた人たちの異常行動、周囲の異音や超常現象で恐怖を煽り、最後はカヤコの出現で怖がらせるという王道パターンはわかっていてもやはり怖いです。ただ呪怨シリーズを数多く見た人はどうしてもその場に漂う雰囲気の劣化が気になり純粋に恐怖体験を楽しむことが出来ないかもしれませんね。やはり呪怨の恐怖の本質は第一作に漂う、日本のどこにでもある家庭に起こった猟奇殺人、その惨たらしく理不尽な死から発生した呪い。この日本特有のジメジメした湿気を感じさせるような設定にこそ怖さの本質があったのに、カヤコは特殊な霊能力をもつ女性だったなんて、確かに雰囲気ぶち壊しではあります。 【遠州】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-08 04:11:19)
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