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これといったストーリーもなく、人間ドラマがあるわけでもなく、一面クリアしたらすぐに二面、そして三面へといった感じで進行していく。高い緊張感のまま時間がリアルにじっとりと経過していくため、観ているこちらも時間の間隔がマヒしてくる。
爆発物処理中さえも、一般市民に混じったゲリラからの狙撃があるかもしれないという二重の危険。 処理班の彼らは敵の殲滅が目的ではないため、戦闘は攻撃をしかけられてはじめて開始される。戦闘が開始されたとしても、彼らはどんな奴と戦っているかも分からない。見えない敵と戦うことほど恐ろしいものはない。 そしてその恐ろしさを屁とも思わないようにも見える班長は勇者のようにも見えるが、狂人のようにも見える。こちらまでハラハラさせるような班長の行動に目が離せないのである。 他方、減点ポイントとしては最近流行りのぶれまくりでガタガタなカメラ。しかも寄りが多いため、とにかく見づらい。確かに臨場感、緊張感を煽る効果はあったと思うが、このカメラのせいで疲労も2倍。 こういう濃い作品にスポットが当たることは良いことだと思います。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-09 18:13:11)(良:1票)
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