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《ネタバレ》 立ち上がりは遅いが、登場人物達にハマりだすと面白くってしょうがなくなる。主要キャラクターの素晴らしさは言わずもがな、脇の脇のキャラクターまで愛嬌があって素晴らしい。主人公マイクの親友はコリン・ファレルみたいな濃い顔して、軽いボケをガンガンかましてくれてとても楽しい。
もう一人の名(ボケ)脇役ステムラー君は、かなり重要。スターウォーズオタク(?)で貧弱で、レスリングの才能はほぼゼロ。 「時は来た」と、敵に立ち向かいながら、堂々と逃げまわる姿に笑わされながらも、なぜか感動を覚えてしまった。この弱さと正直さは、主人公のマイクとカールにはないものであり、ステムラー君の戦い方こそが二人に欠けていたものなのではなかろうか。 「勝てる気がする時に戦ってみる。で、ダメなら逃げる。けど、粘る」 このスタンスが人生訓になっているかのようだ(ただのお笑いシーンかもしれないけどね)。 結末は、ちょっと残念。説得力のあるクライマックスにして、気持ちを盛り上げてくれたまま終わってくれれば、大傑作になり得たのになぁ。 でも、この作品大好きです。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-10-17 22:47:39)
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