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《ネタバレ》 俺や他人が俺を俺と認識するための俺の構成要素においての俺の必要最低条件は一体何なのだろうか…。ってな哲学的な問いかけをしたいのだろうか。荒唐無稽な上、一切説明のない設定で、最後までルールが分からない。見ていて蚊帳の外感が非常に強く、楽しみきれない。
ふせえりや加瀬亮の顔芸は楽しかったが、お茶を濁している感じもした。 シリアスな展開に客を乗せるには、緻密な設定の練り込みが必要だったと思うのだが、ゆるいコメディを得意とする三木聡監督と相性の良い原作だったとは思えない。 主人公の俺が別の俺を俺と認識していた基準は、一体何だったのだろうか。 途中で、自分以外を自分と混同し、アイデンティティが揺らいでいくあたりを突き詰めれば、もっと面白かったはず。 「俺の中にも認めたくない俺がいる」というセリフから察すると、やはり顔だけでなく、他の俺も俺自身で、俺だと判断する何らかの 構成要素があったのだとは思うんだが…ナンノコッチャ! 【すべから】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-02-05 00:28:08)
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