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《ネタバレ》 腰痛を治すために怪しげな病院(?)に行ったら、とーちゃんがロボになってしまいてんやわんや。喜ぶしんのすけと、受け入れられないみさえ。こちらは笑いながらもこれって笑い事ですむのか?どうなっちゃの?と、心配しながら見つめることになる。社会生活もバリバリとこなし、徐々に馴染んでいくロボとーちゃん。難病のようにもう治らなくてもいっか! と割り切って付き合っていくべきなのだろうか。ここまでが前半の流れで、非常に丁寧に物語が進んでいく。
そして、後半になるとSF的にはよくあるかもしれないが、まさかこのクレヨンしんちゃんの流れでそれをやるか!という展開になる。ロボとーちゃんが必至に戦った後、みさえが夫として迎え入れるのは当然、生身のとーちゃんであるという哀しさ!! ロボとーちゃん本人としんのすけにとっては「本物」であるロボとーちゃんは、社会(みさえ)的には「偽物」になってしまう。ここが物語のラストシーンで描かれ、本当にグっとくるのである。 と、大筋の物語はクレヨンしんちゃん映画でもブッチギリの良さである。 それなのにラスボスが「五木ひろしの物まねをするコロッケロボ」って、誰が喜ぶの?うだつのあがらない父親達への問題提起からでてきたボスキャラなのに、五木ひろしと何の関係があるの? 亭主関白の象徴ってこと?それ、絶対子供わからないよね。ラストバトルが寒々しすぎて辛かった。 野原家とロボとーちゃんをこれだけ丁寧に描いているのに、なんでこーなっちゃったんだろう。ラストバトルが、凄くどうでもいいモノにしか見えなくなった。 ラスボスだけ差し替えたバージョンが見たい! 【すべから】さん [映画館(邦画)] 7点(2015-03-27 23:32:40)
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