猿の惑星:創世記(ジェネシス) の アンドレ・タカシ さんのクチコミ・感想

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猿の惑星:創世記(ジェネシス) の アンドレ・タカシ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 猿の惑星:創世記(ジェネシス)
製作国
上映時間106分
劇場公開日 2011-10-07
ジャンルアクション,サスペンス,SF,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 オリジナルの初作に繋がる前日譚を、展開が読めないSF的な魅力に溢れたストーリーにまとめています。元々のシリーズにも現代の地球に知性が発達した猿が生まれるジェネシス的なストーリーはありましたが、それは未来の地球から時間を遡ってやってきたコーネリアスたちの息子という強引な設定だったので、本作に置き換えることでとてもスッキリしました。オリジナルに繋がるという意味で、このシナリオはかなり良く練られています。私が感心したのは、猿たちの隆盛と人類の衰退の両方をSF的に解決している点です。それぞれは同じウィルスが原因で起こりますが、猿が人間を駆逐した訳ではない構成が納得しやすくて秀逸です。オリジナルのラストシーンで自由の女神の残骸を見たテイラーが「お前たちは本当にやってしまったのか」と核戦争が起こったことを示唆しましたが、それはテイラーが生きた時代背景が言わせた台詞として理解できるし、実際がウィルスの蔓延だったとしてもオリジナルを損なわない。何より、今の時代に核戦争を起こす不自然さを解消したことは功績と言いたいくらいで、個人的に低評価だったオリジナルの3作目以降を無かったものに出来ることが心地良かったりする。表現面で感心したのは、なんと言ってもシーザーの意志表現ですね。ほとんど眼差しだけで知性と感情を表現していて、彼の行動から目が離せずスクリーンに深く入り込めました。内面を表現する部位として眼の重要さを再認識した気分です。ヒロインのフリーダ・ピントは今後が楽しみです。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 8点(2011-10-16 20:58:00)(良:3票)
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投稿日付邦題コメント平均点
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