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《ネタバレ》 ポール・ニューマンの最高傑作。捕まっても捕まっても脱獄を続けるルーク。いつでも不適な笑みを浮かべるルーク。神を否定して自らの力だけで行動するルーク。何をしててもカッコイイルーク。母親を想ってバンジョーを弾きながら、うっすらと涙を流すシーンが凄く切なくてこっちまで泣けてくる。死ぬその瞬間、最期の最期の瞬間まで笑っていた彼との思い出は、やっぱり彼の笑顔で満たされている。彼も苦しかっただろうけど、最期を笑顔で終えることが出来るのは羨ましいことだ。彼があんなにもかっこよくて、憧れてしまうような存在なのは戦争を経験し英雄となった過去、この世の地獄を見てきた過去があり、母親も失い、確か劇中でも彼が言っていたように「することがなかった」のだろうが、あの囚人たちの中でも最も辛い思いをしてきたであろう彼が最も明るく、強く、常に周りに笑顔を見せ、その姿から希望が得られるからだ。
全く神を信じていない彼があらゆる人に希望を与える神のような存在になったのだ。だからこそCOOL HAND LUKEには永遠の格好良さがあるのだ。 ポール・ニューマン、ありがとう。あなたの笑顔は忘れません。 【Sgt.Angel】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-09-30 00:32:36)
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