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この映画のPRとして、「許せますか?彼女の選択」という文が使われているが
明らかに被害者の目線で撮られた映画であって、被害者側にだけ感情移入できるように創られているので、鑑賞後に決して正当な判断は下せないような気がする。 例えば、最後に命乞いしたにも関わらず殺されてしまった残虐な黒人犯人、つまり加害者側を主役にして映画を制作したとしたらどうなるだろうか? おそらく、幼児期の両親からの虐待、貧困、差別、などさまざまな同情するような シーンがスクリーンに映し出されると思われる。人間が悪に染まるには、必ず理由があると僕は思う。 あらゆる復讐は、最終的に必ず自分を不幸せにしてしまう。 「罪を憎んで、人を憎まず」ではあまりにも奇麗事すぎだと思うが、 他でもない、「被害者のために」それを理解させようとする動きが、今の時代では見受けられる。そういう意味では、少し時代に逆行した作品といえるのではないか。 いや、鑑賞後に罪について深く考えさせられた自分がいるので、映画としては狙いどおりなのかな。6点。 【ワイティ】さん [映画館(吹替)] 6点(2008-09-27 15:28:30)
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