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《ネタバレ》 シリアス系の『ダイ・ハード』コメディ路線の『ビバリー・ヒルズ・コップ』と並んで80~90年代に流行った三大ポリス・アクションのひとつがこの『リーサル・ウェポン』シリーズでございます。作風は『ダイ・ハード』と『ビバリー・ヒルズ・コップ』の中間といったところでしょうか、両作と相違するところはバディ・ムーヴィーとして撮られているところでしょう。続編からは次第にコメディ色が強まりますがこの第一作は思いのほかハードなアクションになっています。 このころのメル・ギブソンは若々しくて観てて気持ちが良いですね。リッグス刑事のキャラ設定は奥さんを交通事故で亡くしているところなど、セルフパロディを狙ったのかと思うほど『マッドマックス』に似てますね。でもセリフが極端に少なかった『マッドマックス』シリーズと違ってこのリッグス刑事はほんと良く喋ります(笑)。それまでの出演作では悪役や粗暴なキャラが多かったダニー・グローヴァーが超マイホーム人間だというのも、キャスティングの妙なんでしょうね。ストーリー自体はけっこう雑なんですけど、力業で勢いでまとめちゃった感が強いんですがポリスアクションとしては上出来だと思います。ラストのメルとゲイリー・ビューシィの警官に囲まれての対マンは、西部劇へのオマージュのつもりだったんでしょうかね?
【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-01 21:52:08)
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