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《ネタバレ》 アドレナリンを噴出し続けていないと毒がまわって死んじゃうというプロット、シンプルですけどなかなか良いアイデアです。主人公のジェイソン・ステイサム演じる殺し屋、とてもインモラルで凶暴な奴なんだけどなんか憎めないんですよね。お尻丸出しの患者着姿で走り回るところなんか、女性ファンとその種の趣味をお持ちの男性ファンには堪らないでしょう。下ネタとグロ描写が満載のおバカ映画なんだけど、これが思いがけなく面白いんだから困ってしまいます。今はやりの手ぶれカメラ映像の多用ですけど、編集が巧みなのでほとんど苦にはなりません。“Everybody's Talkin”を白バイを乗っ取って突っ走るシーンでバックに流すなんて、この監督なかなか良いセンスしてると思いました。 そして問題のラスト・シーンですけど、ジェイソン・ステイサムが一瞬とはいえ死んだ(ように見える)シーンとは、おそらく彼のフィルモグラフィの中で初めてなんじゃないでしょうか。なんせ不死身のジェイソンですからね(笑)。しかしこんな終わり方してるくせに続編を撮っちゃうんだから、『アウトレイジ・ビヨンド』の北野武も裸足で逃げ出す厚かましさです(笑)。
【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-16 00:43:11)
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