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《ネタバレ》 あのねー、もうどこから突っ込んでよいのか悩むほどで、突っ込みマニアとしてはもう嬉しい悲鳴状態です。マイケル・ベイとローランド・エメリッヒのハリウッド二大バカ巨匠の代表作『パール・ハーバー』と『インデペンデンス・デイ』を足して二で割るという荒業は、普通の感覚を持った映画人ではなかなか出来るもんじゃありません。米海軍のミサイル駆逐艦が主役メカなんだから『デストロイヤー』が正しい題名だろと突っ込んでいたら、まさかの記念艦ミズーリの登場で実は『沈黙の戦艦』もパクっていたんですね、これなら『バトルシップ』でもイイのかな。この戦艦ミズーリがラストに向けて大活躍するのですが、高速出してる排水量48,000トンのミズーリがアンカーを落としたら海面をまるでドリフトしたみたいに方向転換するところ、どんだけ物理の法則を無視するんだよという衝撃の映像でした。それにしても浅野忠信は予想外の美味しい役でしたね、なんせ沈みゆく駆逐艦の艦尾で『タイタニック』のジャックとローズごっこまで披露させられるんですから(笑)。 『トランスフォーマー』のメカみたいなエイリアン・メカはデカ過ぎてイマイチ全体像が判らなかったんですが、エイリアンが火薬由来の兵器を使うというのは初めて観た様な気がします。そしてあの回転しながら飛んでくるコマみたいな奴、これ絶対むかし流行ったベイブレードが元ネタですよ。でもあごヒゲを生やしたジジイにしか見えないエイリアンも相当なもんです。なぜか視認できる間合いの人間は殺さないヘンに人道的な連中ですけど、スキャンして心臓が動いているのが確認できる対象には手を出さない(だから馬も無事でした)のをモットーにしているみたいで、まあどっちにしろ訳が判らんことには変わりはないです。 これでも突っ込みポイントの十分の一くらいしか消化できませんでしたが、長くなるのでまあ我慢しておきましょう。残念だったのはせっかくリーアム・二―ソンを使っているのに全然活躍させてくれなかったことで、ここは最後にFA-18を駆って自らエイリアン攻撃の先頭に立って欲しかったところでした。
【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-05-06 23:27:09)
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