ターミネーター:ニュー・フェイト の S&S さんのクチコミ・感想

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ターミネーター:ニュー・フェイト の S&S さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ターミネーター:ニュー・フェイト
製作国
上映時間128分
劇場公開日 2019-11-08
ジャンルアクション,サスペンス,SF,シリーズもの
レビュー情報
《ネタバレ》 てっきり『新起動/ジェネシス』の続編だと思っていたら、なんとキャメロン御大曰く『2』の正式な続編という位置づけとは、迂闊でした(笑)。それにしても28年たって「続編撮りましたって」言われてもこっちとしてはどう反応を返したらいいのか、『3』以降の一応繋がっていたような世界観は全部チャラにしてしまったわけで、まさにパラレル・ワールドです(笑)。 観始めてからは個人的には衝撃の連続、まさかのジョン・コナー殺害にT-800が成功するとは…それも『2』の結末の後のお話しなのに、なんでT-800がうろうろしてジョンを探していたんだろう?それも最新型T-1000じゃないというところは軽く突っ込んでおきましょう(T-800じゃないとシュワちゃんを出せないのは判ってますけどね)。スカイネットが存在しないはずの未来から強化人間グレースが送られてくる言い訳が、AI リージョンなるものがスカイネットと同じ事して人類を滅亡させようとしているとなるのですが、なんかすごく雑な設定じゃないですか。もっと驚くのはジョンを殺したT-800=カールおじさんが良心を持つようになってほとんど人間化していること!プログラムにインプットされたことに忠実に動くターミネーターという大前提はどこへ行っちゃったのかねえ、血迷ったかキャメロン。そのシュワちゃんに妻子がいるというのも、息子とは義理の関係と判りましたが『ブレードランナー2049』のレプリカントみたいにターミネーターにも生殖機能があったのかとドキッとしました(笑)。こうなってくるとサラ・コナーがこの映画に登場する意義が判らなくなってきますけど、歳相応の風貌ではあるけど相変わらず筋肉モリモリのリンダ・ハミルトンの存在感はさすがで、シュワちゃんが完全に喰われちゃった感がありました。 敵役のRev-9に関しては“分身の術”みたいな技があるぐらいで、設定に関してはもう完全にネタ切れ感が濃厚でしたね。『2』以降はこの敵役に起用する俳優にバリエーションを追及するのはお約束で、白人・女性・東洋系に続いて今回はメキシコ系(演じている俳優は米国人ですけど)ときましたか。でもこのメキシコ系ターミネーター、ラストの対決で「なんで人間を助ける?」なんて問いかけをシュワちゃんにぶつけるのですが、記憶では敵役ターミネーターがシュワちゃんに話しかけたのは初めてだったんじゃないかな、でも私には違和感しかなかったです。 キャメロンはこの路線で三部作を撮るつもりみたいですが、本作自体が『2』の焼き直し感が強くてネタ切れなんじゃないかと思います。「おカネが欲しい」という切実な欲求は理解しますが、本作の不評もあるし三部作は実現しないんじゃないかな。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-08-06 22:28:38)
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