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《ネタバレ》 懐かしいっすね、たしか中坊ぐらいのときTV放映で観ましたね。その時は派手な戦争アクションかと思ったら子供の眼には地味な戦車と戦闘機の追っかけっこで、「なんじゃ、こりゃ」と大いに失望させられた記憶があります。40年近く経って見直してみると、アイデア一発勝負みたいなプロットながらも渋いところは渋く撮っていることを再認識いたしました。 ストーリー自体はスピルバーグの『激突!』を翻案したことは言うまでもないですが、戦闘機が飛びあがれなくなるまでのディティールが短いながらも丁寧に撮られているんですよ。戦車と追っかけっこが始まってからも、さすがにこれで30分以上も引っ張るのは映画としては無理があるのですが、元がTVムーヴィーだから上映時間自体が短いので程良い展開に収めることが出来てます。まああんなにノタノタ動き回ってる戦闘機に当てられないとは、この戦車の砲手は相当ド下手ということですが、そこはまあご愛敬ということで勘弁してあげて下さい。ラストの敵味方相まみえたところでの唐突な終わり方も、本家『激突!』へのオマージュのつもりみたいですね。 間違いなく言えることは、この映画のプロットはTVムーヴィー史上でも屈指の優れものだということでしょう。
【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-11-23 22:58:47)
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