どん底(1957) の おーる さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ト行
 > どん底(1957)
 > おーるさんのレビュー
どん底(1957) の おーる さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 どん底(1957)
製作国
上映時間125分
劇場公開日 1957-09-17
ジャンルドラマ,時代劇,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
これは凄まじくドス黒い映画でした。全く救い無し。
好きか嫌いかは別として、強烈に心に残る作品であることは間違いないでしょう。
左卜全の存在が中盤まで唯一の希望なのだが、終盤には結局彼も深入りはしたくないと逃げ出す始末。誰もどん底からは結局抜け出せない。
登場人物は皆過去を懐かしみ、現状に愚痴ばかり言い、未来に何の希望も抱かず、ただ諦めて自堕落な生活をおくっている。
こんな人間達ばかりずっと映されるのに、この映画は目を離させない不思議な力を持っているように思う。底の底で渦巻いている強烈な力。それを見事に表現することに成功している。
映画的な展開はせず台詞のみで物語は進んでいくが、徹底した台詞のリアルさと、役者それぞれの凄まじい演技力で、個人的には物凄く見応えのある作品だと思った。

おーるさん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-06 23:43:44)
おーる さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2011-11-12BECK1レビュー5.00点
2011-11-09レスラー9レビュー7.19点
2011-06-23告白(2010)3レビュー7.03点
2011-05-13フローズン・リバー7レビュー6.72点
2011-04-12牛の鈴音6レビュー5.20点
2011-04-10グッドフェローズ6レビュー6.95点
2011-04-05ディア・ドクター6レビュー7.05点
2011-03-28ジャンパー3レビュー4.53点
2011-03-20プラトーン9レビュー7.47点
2011-03-20ゾンビランド7レビュー6.53点
どん底(1957)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS