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《ネタバレ》 大袈裟な脚色もなく淡々とした緊張感が続き、よくあるアクション映画のお約束に慣れた身としては非常に新鮮でした。
いくら貨物船とはいえ小さなボートに梯子引っかけられて制圧されたのがまずショック。 そして敵も船長もアクション映画あるあるの"奥の手"を一切持っていない。ご都合いいラッキーも起こらない。 船長がペンを拾い上げてさて反撃!かと思いきや、家族宛ての遺書!さらに堪えきれず喚く…そこに何の計算もへったくれもありません。 ソマリア人もただただお人よし。単身丸腰で敵艦に乗り込んだあげく最後は一人逮捕される。 屈強な米軍人に囲まれるそのか細い姿はただただ憐れで同情を禁じえませんでした。 途中「最初から3万ドル持って逃げてりゃよかったのに…」と思った矢先に、船長から同様の言葉がソマリア人に投げかけられました。 その時のやり取りが本作唯一のドラマ的な会話のように記憶していますが、結局はこのやり取りにに尽きるように思え、とても印象に残りました。 【午の若丸】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-03-26 22:39:59)
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