大列車強盗(1978) の アングロファイル さんのクチコミ・感想

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大列車強盗(1978) の アングロファイル さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大列車強盗(1978)
製作国
上映時間110分
劇場公開日 1979-11-17
ジャンルアクション,犯罪もの,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 マイクル・クライトンが、自作小説を映画化したもの。1885年に、イギリスで実際に起こった列車強盗事件に取材した作品。
列車強盗といっても、西部劇のそれとはかなりイメージが違います。目的の金庫には鍵が4つついており、それぞれ別々に保管されているのですが、その型を取って合鍵を作り、堂々と金庫を開けようという寸法。そこは紳士の国、ドカンと爆破したりはしません。
で、前半は合鍵を作るための作業となっていて、どちらかというとサスペンスものです。鍵の管理者の人物もなかなか面白く、どうやって近づき、どのように型をとるのかが見ものです。ここはいろいろ工夫していてよかったです。
後半はいよいよ列車強盗本番ですが、事前にアクシデントがあり、警戒が厳重になってしまったりしています。ここでは一気にアクションものに早替わり。ショーン・コネリーが、スタントなし(たぶん)で危険なシーンにも挑戦したりしています。個人的には前半の方が好きですが、これはこれで楽しめます。
全体として展開は地味めですが、ところどころユーモラスな場面を織り交ぜいているので、飽きることはありませんでした。まあ、クライトンがこの作を映画化した理由は、19世紀半ばのイギリスを再現したかったからでしょう。この点、小説は映像の敵ではありません。私はこの時代についてそれほど詳しいわけではありませんが、ヴィクトリア朝に遊んだ気分にさせてもらえたので、監督の狙いは成功したのだと思います。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-07-23 20:17:56)
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