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《ネタバレ》 完結編らしく、見ごたえがありました。前作の最後で幼い子供まで殺めたことにより、武蔵はいわば悟りを開いたように見受けられます。そんな彼にもはや実践は必要ではなく、指南役に推挙されるというのもうなずける展開です。結局叶いませんでしたが……。こうなると、佐々木小次郎との対決なんてオマケみたいなもの。俗物風の小次郎では勝負は決まっていますし、藩の体面を気にする岩間角兵衛らも、吉岡一門と同類でしょう。「剣が人斬る物にすぎない」ということを実感した時点で、武蔵は違う次元に行ってしまったのです。これも多くの人を斬ってきた武蔵だからこそ言えることで、説得力があります。ドラマとしてうまく落としたと思います。
【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-08-23 22:23:51)
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