人間の條件 第六部 曠野の彷徨 の アングロファイル さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ニ行
 > 人間の條件 第六部 曠野の彷徨
 > アングロファイルさんのレビュー
人間の條件 第六部 曠野の彷徨 の アングロファイル さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 いよいよ完結ですが、前作に増して哲学的・観念的な会話が出てきます。しかし、結局梶は三千子に会えない。というか、三千子の生死自体不明のままです。思想を語ったところで生き延びられるわけではないというのが、戦争の現実であり、このシリーズの核でしょうか。裏返せば、思想を語れるのは平和な証拠のなのでしょうね。
それにしても、最後になって桐原に制裁を加える梶は怖い。第一作で私的制裁を糾弾していたのと同じ人物とは思えません。これは、戦争の場にあっては個人の思想など用をなさないということを、端的に表しているのかもしれません。
終盤やや駆け足気味だったことが残念でした。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-04 22:30:54)
アングロファイル さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2020-04-29バルカン超特急(1938)10レビュー7.08点
2020-04-25宇宙円盤大戦争7レビュー5.00点
2020-04-20ジャンヌ・ダルク(1999)6レビュー5.22点
2020-04-09500ページの夢の束6レビュー6.50点
2020-02-24小さいおうち6レビュー6.22点
2020-02-05女子ーズ5レビュー5.54点
2020-02-02ダウントン・アビー7レビュー7.00点
2020-01-13殺したい女8レビュー7.36点
2020-01-05ボディ・スナッチャー/恐怖の街8レビュー6.76点
2019-12-31サイレント・ランニング7レビュー6.62点
人間の條件 第六部 曠野の彷徨のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS