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三池監督のコメント通り、子供の頃に見た『ヤッターマン』の感じを限りなく再現したという意味では成功しているでしょう。登場キャラが人間になり、メカや背景が手書きからCGに置き換わっただけだから。当時のアニメをなぞるだけならあえて実写で再現せずともアニメのままでよかったのでは?昨今の実写化ブームで設定のみ借りた原作レイプが多い中、世界観を忠実に再現しようとした努力は評価できます。しかし、当時少年少女だった大人のノスタルジーを意識しているなら肝心なストーリーが浅くて二時間は辛いし、その大人たちが引き連れてくるであろう子供の年齢を考えるとギャグはもう少しマイルドにしないと厳しい気がする。大人も子供も楽しめる作品を目指してつくったら結果的にどっちつかずで物足りなくなってしまったという感じ。正義の味方側より魅力的な悪役側に比重を置いた点やコスチュームの再現、世界観、劇中歌(エンディング曲を除く)はなかなかよかったが、この手のものは当時の思い入れがある分だけどうしても評価厳しくなっちゃいますね。
【時計仕掛けの俺んち】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-05-01 13:09:50)
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