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《ネタバレ》 結論から言えば上辺だけ着飾っても尻すぼみのストーリーは隠せないよ、という作品でした。他の方も書いてますがロケ地や全編韓国語や音楽の挿し方、フィルタをかけた映像など奇をてらった演出のお陰で最初は新鮮さで見ることができます。しかし中盤以降次第に展開がかったるくなり、各個の話は薄いし、展開読めまくりーの、最後は浅い伏線を拾いまくってやはりくっさーーいセリフで終了。どうしてこうなった?冒頭の期待感は一転してこの作品をコキ下ろす熱意に変わった訳です。終わりが悪ければ全て台無しになるんですねm(_ _)m この原因を私見で分析しますと、まずこの映画は大きく分けて4つのストーリー(1クサナギ、2ドクター夫婦、3花屋と殺し屋、4ガイ親子)で構成されてますが、盛り沢山のように見えて全部が全部中途半端、で浅い。更に言えば4つのストーリーの絡み合いやまとめ方がイマイチ。難しいテーマを扱っといて投げやりな最後に見えました。某登場人物が連れ去られて「ほら、泣けよ」みたいな。結局みんなホテルに帰ってきただけじゃん、という。やはり4つのストーリーを最低3つに絞ってより深く映し出し更にあのコテコテのラストを他の何かに書き換えた方がいいと思いますけどね。裏を返せば各個の演技が良かっただけに勿体無い作品でした。
【liptonton】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-10-15 04:09:20)
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