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予告編から気になっていた、今作。
後藤ひろひと作の舞台『ガマ王子対ザリガニ魔人』を独特の映像世界を持つ中島哲也監督が映画化した作品。 舞台は見たかったが見れなかったので、原作を見ていない上での感想となるが、良くできていると思った。 嫌われ松子~の時と同様、完成度の高い映画だった。監督独特の色彩感覚に好き嫌いがわかれると思うが、自分は嫌われ松子~を面白いと思った人間なので、今作も激しいな…と思いながらも楽しめた。 最初は日常世界との色彩の違いについていけないが、5分もすると慣れてきて、次は何が飛び出してくるんだろうとワクワクさせられる。 音楽も相変わらず良かったし、舞台では出来なかったCGを使うという手法も効果的に思えた。 あとは役者が素晴らしかった。特に、役所広司と阿部サダヲの2人の演技が良い。 良くも悪くも、音楽の使い方や、現代から過去を回想する手法等、嫌われ松子~と変わってはいないが、それが中島監督の持ち味として成功しているなら良いと思う。 笑えて泣けて、大人から子どもまで楽しめる娯楽映画である。 【Sugarbetter】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-01-27 16:12:30)
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