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謎の言葉を残して死んだ、新聞王ケーンという人物の生涯を描いたドラマ。
オーソン・ウェルズが25歳の時の初監督、主演作品だそうである。 本作が制作された以前の映画と比べると、ストーリー構成や演出の部分で格段の進歩が見られ、 当時としてはかなり斬新な作品だったのだろうということが窺い知れる。 ただ個人的には、主人公のキャラに人間的魅力がまったく感じられないため、 感情移入がしづらく、非常に取っつきにくい印象を受けてしまった。 謎の言葉の解明が本作のテーマそのものになるのだが、こちらは描写不足で少々想像力を使う。 あまり描き過ぎても、すぐに予測できてしまうテーマなので、難しいところがあったのかも。 オーソン・ウェルズの演技はいい。歳を重ねるごとに前髪が徐々に禿げ上がっていく様は、 気合い入ってるなぁと感心した。25歳でこの映画を作ったとは・・・すごい。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-30 14:52:16)(良:1票)
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