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序盤は回想シーンを挟み込み、主役二人の設定を判りやすく説明していて、
好印象を抱いたのだが、まあまあ観れたのは結局その部分だけだった。 この映画はタイトルにもなっている歌から作られたと思うのだが、 歌詞全般が心情を綴ったものであり、小道具は「古いアルバム」しか出てこないので、 ストーリーに広がりを持たせること自体が難しかったのだと思う。 とにかく文字通り、泣きのシーンや演出ばかりで、本当にセンスが悪いなと思ってしまう。 個性的なキャラのおばあちゃんも、まったくうまく使われていない。 ラストの展開も安直で、素人でも考えつきそうなレベルの脚本にはびっくりした。 しかもそれまで涙の大安売りを見せつけられているので、この程度では感動できない。 「涙そうそう」とは涙がとめどなく流れることで、しょっちゅう泣くことではないはず。 役者を泣かせてもらい泣きを誘うより、観ている者の心を揺さぶるようなお話を作る方が先。 そういうシーンを観れば、別に役者が泣かなくても、自然と涙が溢れてくるもんである。 「涙そうそう」だけは、やっぱりいい曲だと感じた。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 2点(2011-08-10 02:37:51)
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