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横溝正史の発表した長編小説では、ラスト作となった作品。
主題歌にビートルズの「レット・イット・ビー」を使用、 「鵺の鳴く夜は恐ろしい」というキャッチコピーが連日CMで流れ、強烈な印象を残した。 相変わらず商売上手だななどと思ったのだが、映画は大ヒットまでこぎつけなかったようだ。 横溝ブームが終焉を迎えていたということもあるのだろうが、原作自体の出来も原因。 古い因習の残る島、おどろおどろしい人間関係など、一応ポイントは押さえているのだが、 時代設定が高度成長期にあたる昭和40年代なので、ちょっとピンとこない。 初期のビッグタイトルと比較すると、やはりスケールが小さくなった感は否めなかった。 金田一役の鹿賀丈史も今イチ。横溝ファンなら、まあ何とか楽しめかるなといった微妙な作品。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-10 05:28:08)
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