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《ネタバレ》 前半から中盤にかけては面白かったのに。普通に楽しめるサスペンスアクション。クライムムービー。テンポもよく、ノリも良い。
その人の『業』が見える。『業』が見える人は死期が近い。『業』によってその人の死に方も推測できる。面白い試みです。 『サイコメトラー』とか、それに近いテイストになりますね。 『前世がカブトムシってどうなん?』とかも思ったけれど、よく考えると面白い。 女刑事とコンビを組んで、『業』を見て、『筋肉』『カンフー』ふりまわし、悪い奴をやっつけちゃうぜ、っていうよくあるパターン。嫌いじゃないです。むしろ大好き。 犯人も個性的で良い。バッグの中に人を引きずり込むインド人はインパクト大。出だしの相手としては完璧。2番手のウナギのような泥棒も、箸休め的な意味として最適。これは面白い作品に出会ったものだと、非常に満足。 『そしてここから一気にクライマックスのエピソードが始まるわけね。』と勝手にわくわく。 ところがところが。後半は全く違う映画になっちゃいました。 前半であれだけ盛り上がったこの気持ち。いったいどこへ持っていけばいいのやら。 変な宗教観。変な精神世界。アクションはなくなり、女刑事は殺される。女刑事が殺されるところだけが、やたらグロい。 生々しくて、趣味が悪くて、爽快感が無くて、カタルシスもなくて、意味もわからない。 ずっと前半のテイストでいってくれれば、最高に面白い作品になれたのに。 なんでこんなことになってしまったのか、理解に苦しみます。 とてもラストのアンディラウみたいな、爽やかな気持ちになれないんですけど! 【たきたて】さん [DVD(吹替)] 3点(2016-12-18 22:15:07)
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